「やれるもんならやってみろ」

もし、俺が浮気したらどうします?なんて、軽い気持ちで聞いたのに。

あなたはそんな、今にも息する事を止めそうな、青い顔をして。

 

「その時は、しぬほど後悔させてやるから」

同性であることに、引け目を感じているのは、あなたのほう。

傍若無人に振舞っているように見えて、その実、俺に対する罪の意識に苦しんでいる。

全部を捨てて、オレだけになって。

そう俺に求めながら、捨てさせる自分の心を浅ましさを厭っている。

 

俺はもう、あなたに関する何もかもを赦してしまっているというのに。

 

「絶対に、一生、ゆるさないから」

その子供じみた脅迫が、震える声が、血の気の引いた指先が。

このか弱い生き物への、狂おしい程の愛おしさを掻きたてる。

 

 

 

060427

 

 

 

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